ザクセン=ヴァイマル宮廷の状況を踏まえ、校訂者はこの作品の作曲時期(従来は1715年秋と推定)を再考しています。エディション自体はコルノ・ディ・ティラルシを加え、ロ短調に移したライプツィヒ稿によっています。第3曲のソプラノ・アリアでは失われたオブリガート・パートを鈴木雅明氏がフルートとして復元しています。バッハの3曲のカンタータに登場する Corno di trarsi(スライドホルン?)は楽器、図版とも現存しないため、省略されることも多いのですが、NMLにあるアーノンクールの演奏では金管楽器によって演奏されています。
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